結婚式

相手の家族がクリスチャンなので結婚式は某カトリック教会でやりました。やるまではどこの教会にするかとか、無宗教ゆえの葛藤とか、結構色々問題もあったのですが、結果的にはとても良い結婚式になりました。なんと言っても建物がとても素敵だし(有名な建築家がデザインしたそうです)、長いバージンロードはドレスのトレーンがとても栄えたし、パイプオルガンや聖歌隊の歌は本格的だし、神父さんはユーモアもある優しい素敵な人だし、お義母さんが手配してくれた装花もブーケも上品だったし・・・自分にはもったいないくらい立派で素敵な場所や環境で式を挙げることが出来て本当に幸せに思います。自分も旦那も今の会社関係の人は1人も呼ばず、親族と友達のみの結婚式・披露宴にしたのですが、教会は広いし出入り自由だったので、披露宴に呼べなかった友達(二次会だけ呼んだ人)にも声をかけて、なるべくたくさんの人に結婚式に来てもらいました。二次会まではすごく時間が開いているのにも関わらず、何人か来てくれたのは、本当にすごくうれしかった。和やかで幸福な結婚式になって本当に良かったなと思ってます。以下結婚式レポ。長いのでたたむ。
天気は晴れ!!!もうそれだけで最高に幸せな気分になりながら朝、割と早い時間に家を出る。前日くらいに買った時はちゃんと入った結婚指輪がきつくて入らないという事態に気付いたので、電車の中では必死にむくみをとる体操してた。彼氏と駅で合流して教会に着くと、まだ部屋の鍵が開いてなくて、ヘアメイクさんが入れなくて困ってた。その後、すぐに寝起き感たっぷりの神父さんが鍵を開けてくれて(本当に寝起きって感じで心の中で笑った)、メイクスタート。メイクさん2人がたぶん同じくらいの年で、わりとほんわかしている人だったので、和やかに楽しく準備できた。あたしの携帯についてたねじキューピーのストラップを見て、モヤさまの話になったり!結婚式の数時間前にモヤさまの話で盛り上がるって・・・。なんかいい人にあたって良かった!途中でドレス屋さんがドレスを届けに来てくれる。本当は前日納品が基本だっていうのに、教会の関係で無理して当日の朝に持ってきてもらったのです。なんか、結婚式関係でいろんなお店とか人にお世話になったけど、ドレスショップのこの対応が1番感動したな。しかも、持ってきてくれた人が超笑顔で。最高。本当にここのドレスにして良かったよ。
メイクも終盤になった頃に、名古屋から出席してくれる友達が到着。彼女もメイクを頼んでいたので、同じ部屋で準備。色々しゃべりながら準備できてすごく楽しかった。そういえば彼女の結婚式の時も同じ部屋でメイクしたんだっけなー。もう何年前?懐かしい。その後、親戚や何人かの友達とかが到着し始めて、テンションあがり始める。みんなが自分のために集まってくれるのってなんて嬉しいんだろうと感激。特に、親友がやってきて嬉しそうにしてくれたのが、すごく嬉しかった。支度が出来上がってカメラマンの撮影も始まる。アルバム用に来てくれたカメラマンなんだけど、メイクしている時のやらせ写真とかモデルみたいな写真を撮ろうとするので恥ずかしかった。最後の方はもう慣れたけど、最初の方はとにかく表情が硬すぎて、全くアルバムに使われてなかった(笑)。控室から教会へ移動して、祭壇の前でまず写真撮影(2人の写真と親族の集合写真)。その後、部屋に戻って親族紹介・・・のはずが時間がなくなったので、そのまま教会の中で親族紹介。うちの父親が緊張しまくってて親戚の名前が出てこなくて失笑・・・なんて光景を後ろでにやにや笑って見てたくらい、自分は全然緊張してなかった。
開始の時間が近づいてきて、教会の中に人が集まり始める。特に新婦が控えている場所とかなくて、バージンロードの手前で普通に待ってたので、入ってくる友達に手を振って「なんでそんなとこいるのー?」とか言われたりして、おもしろかった。11時にいよいよ式がスタート。あたしたちの前にフラワーガールとして旦那の親戚の可愛い女の子が歩いてくれたんだけど、こっちはドレスで全然うまく歩けないから、どんどん距離が開いちゃって、待ってーって感じだった。それもあったし、自分のあまりの歩けなさがとにかくおかしくって、にやにや笑いながら歩いていったら、母親の「笑ってる!」って呆れた声が聞こえてきて、それがまたおかしかった。前まで行き着いて、父親から彼氏にバトンタッチ。ここからはあんま覚えてないんだけど(笑)、とにかく一つ一つが尊い感じがしました。神父さんのお話も良かったし、しっかり者の友達に頼んだ聖書朗読はばっちりだったし、兄に頼んだ共同祈願も問題なく、仲のいい友達に証人を頼んでいたのでそばに立ってくれたのが嬉しかったし、すごく良かったなー。感動するというより、嬉しくて楽しくて、ずっと笑ってた。父親の友達の写真好きのおじさんに、写真撮ってって頼んでたんだけど、カメラマンよりガンガン撮りに来てくれて、祭壇にはのらないでって言ってたのに気付いたらそこにいたりして、それもおかしかった(怒られなくて良かった)。あとは問題の指輪がやっぱり入らなくて(それともう1つ指輪に関する事件があったのだけど内緒)、でもうろたえたらだめだと思って、小声で「大丈夫!入るから!押し込んで!」とか言ってた。あーおかしかった。
ここまではずっと楽しくておかしかったんだけど、最後、振り返ったら、改めていろんな人が来てくれてるのが目に入って、ここまできて初めて感動して泣きそうになった。親友が泣いているのが目に入ったのもあるし、こんなに広い教会にあたしたちのために集まってくれていることが、やっぱりすごく感動的だった。あと、神父さんが(外国人の方なのだけど)、途中で胸に手をやって一息ついて「緊張して・・・」て笑った言ったのが、なんかすごく良かった。結婚式なんか何回もやっているだろうに、それでもちゃんと緊張してくれるんだと思って。この神父さんは本当に素敵な方で、とにかく今日を幸福な嬉しい日なのだと言ってくれて、そういう雰囲気にさせてくれたのが嬉しかった。あと、茶目っ気がある人なので、退場の前にキスをした時に「そんな短いのだめだよ!みんな写真撮りたいんだから!」てやり直しをさせたのも神父さんで、そういうのもあって、式が和やかに全部うまくいった感じがとにかくうれしかった。そんな本当に幸せな気分で退場をして、両親と証人の友達と並んでみんなをお見送り。そして、友達だけ集まってみんなで写真撮影。それからまたアルバム用の写真を撮ってもらってから、結構バタバタで披露宴の会場であるレストランへタクシーで移動。(披露宴レポに続く)