mum@duo MUSIC EXCHANGE

mumのライブは本当に本当に素敵でそしてとてもとても楽しかった。CDで、本当にそれこそ100回以上聴いた夢の中みたいな音楽は、ちゃんとしっかり人によって作られていた。空想の世界みたいに思ってうっとりしていたあの音楽が、いろんな楽器と歌声とたまにステップなんか踏んでみせるキュートな姿によって、はっきり目の前に現れた。夢の中みたいなのに、確実にそこにあるというのは、なんというかとても逞しくて尊かった。
以下だらだらと覚え書き。たたみます。
番号が良かったので開場時間に行く。duoってクロークが出るんだね。500円て高い。いよいよ開場って時くらいに普通に入り口からメンバー出てきた。背が高い。中に入って最前(!)へ。duoって初めて来た。横長ってのはEastと同じなのね。2階席の椅子がすごい良い。2階席開放すればいいのに。柱じゃま。じゃみろくわいの人がプロデュースしたらしいですよって教えてもらって、へーあの辺とかそうっぽいとか言って笑って時間つぶす。前座についてはノーコメント。前座終わってセットチェンジ。メンバーが楽器持って代わる代わる現れる。ワンピース(この時は照明の関係でグレーに見えたけどステージで見たら紫だった)の下にピンクのペチコート(かスカート)を重ねてて、さらに赤いパーカーはおっててたり、黒のミニスカートに青のカラータイツだったり、緑のスウェットにリュックしょってたり、ニットの胸に赤いバッチだかつけてたり、みんな格好が可愛すぎる。いろんな楽器がどんどんステージに。ベース、ギター、ピアノ、バイオリン、チェロ、ピアニカ、クラリネット・・・(わからないのもたくさん)それ全部使うのね!て思うだけでわくわくしてたまらん。20時過ぎにライブ始まる。1曲目は「Winter (What We Never Were After All)」。ピアニカの口を抜いて、マイクに息を吹いて風の音みたいなのを出す。そしてみんなが歌い始めたところで感動は頂点に。あのきれいな声は本当に存在する歌声だったよ。CDを聴いてこんな素敵な音楽はどうやって作るのだろう?なんて不思議にすら思ってたけど、目の前でちゃんと(というかCD以上に素晴らしく)演奏されていて、どう言っていいかわからないくらい感動した。1曲1曲終わるたびに何度もおじぎをしていてとても可愛かった。大切に演奏している感じと大切に聴かせてもらっている感じ。「Blessed Brambles」をやる前に「プラント・・・フラワー・・・日本語では・・・」「花!(ドラムの人が教えてた)」と言ってた。花。アルバムの1曲目であるこの曲があたしは1番好きで、アルバムの中でも何度も繰り返して聴いた。ライブはCDに増してよかった。メンバーが明らかに楽しそうに演奏をしていて、笑顔で、ステップを踏んだりして、こっちも笑顔になって、でもなんか涙が出た。「They Made Frogs Smoke 'Til They Exploded」でみんなでハーモニカ吹いて、「メメメ・・・」ていうあのコーラスも生で(ヤギだか羊だかの鳴きまねみたいのも披露してたり)。可愛くて楽しくて幸せだった。アンコールの最後は昔のあの有名な曲(て言い方もなんだけどタイトル忘れちゃった。家にそのCDなかった・・・)をやってくれて(というか本編でも結構新しいアルバム以外の曲もやってたけど)、なんかあたしはあーこんな曲もあったよなぁって思った。それくらい新しいアルバムばっか聴いてた。前のmumも好きで04のフジとか05のEASTのライブとかもすごく良かったけど、今回のアルバムとライブはそれよりもっともっと好きだ。クリスティンが抜けたって聴いたときはmumはどうなるのかなーと思ってたけど、なんかこんな風にさらに好きな感じで現れるとは思わなかったな。ライブ中ずっと上にも書いた「逞しくて尊い」ということを思っていた。それは多分mumに限らず、ライブを観るってことそのものだ。好きな音楽をライブで聴けるってことは逞しくて尊いことだ。たくさんライブに行ってるとつい当たり前のように思っていたけど、思い出した。まだ今年3つめのライブだけど、今年のベストライブになるんじゃないかと思う。どうかまた来日してくれますように。できればフジでまた観たい。
余談だけど、チェロを弾いてた紫のワンピースの女の子(名前がわかりません)がめちゃくちゃ可愛かったけど、ふと気付いたらタイツに穴が開いてて、それが逆に可愛さを引き立てました。可愛すぎる。そんなのも見えてしまう最前列。あと、この子のマイクスタンドにずっと鍵盤型のポーチが下がってて(すごく可愛い)、何が入っているんだろう?て思ったんだけど、リコーダーでした。何から何まで可愛い。
クリマンのページに16日のライブの写真が出てました。1月17日のニュースのとこ。http://www.creativeman.co.jp/FRONTpages/news.html