昨日の出来事のせいか日本語の歌が聴きたくなって、会社の行き帰りでホフディランスピッツキセルくるりなど聴く。久々に聴いたホフの「祭囃子」がすごく良かった。家に帰るときちょうど(ものすごい)夕立ちと雷で「夕立ち雷濡れネズミ」という歌詞そのままなのだけど、ちょうど今と言うには涼しくて、もう秋だなと思った。「祭囃子」を聴くと「恋はいつも幻のように」を思い出すけれど、「恋まぼ」ももう10年以上前の曲になってしまった。ホフが復活してライブで「恋まぼ」を久しぶりに聴いた時、歌詞がすごく身に沁みたのでびっくりした。「恋まぼ」が出た当時、高校生のあたしは何もわからず聴いてたんだろうな。何も変わってないつもりでも、自分の中にもきちんと10年という時間は積もっていて、音楽も聴こえ方が変わる。10年という年数を「一回りした」と考えるとすると、二回り目で音楽はもっと面白く感じられる。そういうことを最近よく思う。ライブに行ったりフェスに行ったりするような音楽友達を除けば、周りに熱心に音楽を聴く友達は少なくなっている。昔、音楽の話を一緒にしたような子でもそうなのだ。二回り目の面白さを感じられることは貴重なことだ。最近、なんだかますます音楽を愛しく思う。感じることは違っても10年前と同じように音楽を愛しく聴くことができるのを嬉しく思う。