とぶ音楽祭'08@所沢航空記念公園

とぶ音楽祭に行ってきました。雨で寒いって言うので、ちょっとテンション落ちつつ、でも防寒だけはしっかりして(ババシャツとタイツ着用。ひざ掛けとカイロ持参。水筒に温かいお茶)行った。航空公園の駅に着いたのは12時半頃。このときにはまたちょっと雨が降ってきて、傘ささなきゃいけない感じだった。公園の奥へ進んで野外ステージへ。とぶ音楽祭とだけ書いてある地味な看板を辿って行ったよ。紙のリストバンドを巻いて中に入ると、もう既にオープニングアクトの人の演奏が始まってる。席も前の方とか真ん中の方はほとんど埋まってて、比較的すいていた右端の方に座る。屋根があるので、濡れないのがとてもいい。座席は野音とかに比べると前後の余裕がなくて多少窮屈だったけど、その密度の高さのせいか、思ったより寒くなくて安心した。オープニングアクトのBob & Carnivalsの演奏を聴きながら、会場内をぐるっとしてみたり。Bob & Carnivalsは演奏も、見た目も限りなくbonobosっぽい人たちでした。3曲くらいしかやらなかったのであっという間に終わってしまった。
中山うり
初めて見た。想像してたより声の低い落ち着いた歌声の人。アコーディオンとか弾きながらのんびりと。髪の毛に青いお花?みたいなのをつけてたのが可愛かった。
キセル
サウンドチェックで「ハナレバナレ」をやって、そのままスタート。航空公園だけにライト兄弟に負けないように頑張ります、ておかしかった。こないだのツアーと同じ4人編成だけど、1曲目からツアーではやらなかった「ピクニック」、そして今の時期しか出来ない曲と言って「夏が来る」。こないだのツアーはやっぱり「magic hour」の曲がほとんどで、それももちろん良かったのだけど、キセルのライブを観始めてそんなに時間が経たないあたしは、他にもいっぱい聴きたい曲があるので、この流れはたまらない。そして駄目押しの「町医者」ですよ。今日来て良かった!と既にチケット代の元は取った感じに。聴きながら、そうか5月の曲かと気付く。5月の風には春の終わり。「夏が来る」にしても、キセルはちゃんと季節の曲をもってくるんだな。27日のリキッドのイベントも同じようなセットリストかなーと期待して俄然27日行きたくなってきました。そうそう、あと、キセルの時は日差しを感じるくらい晴れている時間があって、それもとても良かったです。

1.ピクニック 2.夏が来る 3.枯木に花 4.君の犬 5.町医者 6.ビューティフルデイ

大島保克
キセル終わってトイレへ行ったらすごい長蛇の列。とりあえず列の最後尾についたら、あっちにもトイレあってすいてますよと教えてくれた人がいて、ちょっと歩いて別のトイレへ。待たずに快適。会場の近くまで戻ってきたら、大島保克さんの歌声聞こえてきた。沖縄民謡?と思いながら席に戻ると、ビギンの同級生という話をしてました。歌うまいなー。自分の普段聴かない音楽も聴けるのが1ステージフェスのいいところ。
bonobos
去年のワンマン以来のbonobos。あの時、bonobosのライブは楽しいけど、でももうしばらくいいかなぁなんて思ったのだけど、今日観たらやっぱり好きだなぁまた観たいなぁと思ってしまった。自分が特に好きな「Floating」が聴けたことも大きかったけど、「Someway」のキラキラ具合にやられてしまった。なんか眩しくてまっすぐで、あたしは最近こういうのにすごく弱い。今さらベスト欲しくなっちゃったなー。MCで蔡くんが「こないだの東京ファイナルより声出てる」みたいなことを言ってて、あたしはこないだのBLITZのライブには行ってないので比べようがないのだけど、単純にbonobosは野外と相性がいいんじゃないかなと思った。2年前の野音もものすごく良かったし。夏、またどっか野外で観れるなら是非行きたい。

1.THANK YOU FOR THE MUSIC 2.Floating 3.Standing There 4.Someway 5.Hover Hover 6.ファンタスキッス 7.光のブルース

YO-KING×堂島孝平
堂島くんってイベントで何回か見たことあるはずなのに、あんま記憶になくて初見みたいな感じ。2人で楽しそうにだらだらしゃべりながらやる感じがベテランぽい。1曲目、真心の「スピード」という曲を即興で始めたみたいな演出にまんまとひっかかり、即興なのにあんなにギター弾ける堂島くんすごいと思ったあたしの純粋さ。途中でトイレで抜けて(年寄りだからトイレが近いというMCそのままで悔しいのですが)、帰ってきたらサザンのカバーをしてました。
YOUR SONG IS GOOD
会場入って出演順を見たときはbonobosがトリじゃないのかとびっくりしたけど、始まってその盛り上がりを見たら、ユアソンがトリで良かったなーと思った。ユアソンのライブを観るのは初めてで、曲もほとんど聴いたことないんだけど、初見でも全然楽しめるし、盛り上げ方のうまさも素晴らしいね。上の方からスタンディングゾーンの盛り上がりを見てると、怪我をしないか心配なほどだったけど(だってセキュリティとかあんまちゃんとしてなさそうだし)、こういう光景を見るのも楽しいよなー(自分は体力なくてさすがに混ざれませんけど)。あと、全然余談なんだけど、ユアソンの途中であたしの隣の席に上下ジャージのおじさんおばさん(おじいさんおばあさんに近いくらいの)が座って、ユアソンに向かって「ナイスミュージック!」て言ったので面白かった。最初メンバーの身内とかが来てるのかなと思ったけど、「こういうのがあるって知ってて来たの?なんで知ったの?市報にはのってなかったけどなぁ」と不思議そうに声をかけられたのでさらにおかしかった。たぶん、地元の人で、ここにこんなに人が集ってることが珍しかったんだろうな。ていうか、おじさんたちがお金を払って入ってきたのかがとても気になった。散歩の途中で勝手に入ってきちゃったみたいな感じだったので(たぶんそうだと思う)。
今回のイベントは天気のことを1番心配してたけど、終わってしまえば余分に持って行った防寒具も使わずに済んだし、天気予報では言ってなかった晴れ間も出てすごく気持ちがあがって楽しかったです。会場も木に囲まれてとても雰囲気が良かったし、また来年も是非やって欲しいなぁ。音出し19時までという制限からしても、5月くらいの初夏フェスに持って来いの会場だと思います(夏じゃ昼間は暑すぎるもんね)。本当にとても楽しかった。