フローズン・タイムhttp://www.frozen-time.jp/

3本目。一応たたみます。
フライヤーが目に止まって、簡単にストーリーだけ読んで行くことにしたら、想像してたのと全然違う映画で(こんなに馬鹿馬鹿しいシーンと裸体が多いとは思わなかった)、でもそれがかえって面白かった。彼女にふられたことが原因で不眠症になった画家志望の男の子が、持て余した時間を活用するために始めたスーパーの深夜のバイトで、バイト仲間の女の子に新たな恋をする話。ずっと眠ってないために、時間を止められるようになって(というか寝てないあまりに生まれた幻想なのかな)、静止している世界でいろんな女の子の服を脱がしてスケッチしたりするんだけど、そうやって出てくる裸の女の子がみんな可愛いくて、えろくて(だってそれ見えてない?みたいなシーンも)、きれいだった。そういう映像として美しかったり面白かったりするシーンが多いし、馬鹿馬鹿しくてつい声を出して笑ってしまうシーンも随所にあって、見終わったすぐの感想としては面白かった!って思うけど、後半の「個展を開いてやるという画商を装った友達のいたずら電話を信じて画商を絵を見せに行ったらそのまま本当に個展を開くことになった」みたいな展開や、「誤解から怒らせてしまった好きな女の子が個展を見に来てくれて誤解が溶けて愛が復活、雪の中でキス」みたいなラストは、出来すぎた感じで、世界が静止してしまうっていうことよりも現実離れした変なファンタジーみたいだと思った。そこがちょっと残念。でも、やっぱり面白かったかな(どっちだ)。金曜の1000円の日なのにかなり空いてたので勿体無いと思った。音楽も最後にロイクソップが流れたり、途中で気になる音楽が流れたり、かなり良さそう(でもサントラなかった)。
余談ですが、主人公がふられた彼女に新しい恋人が出来たと知って「寝たのか?」と聞くシーンがあったんだけど、「ハイフィディリティ」でもこういうシーンあったなぁと思って、男の人にとって、寝たか寝ないかっていうのはそんなに重要なことなのか?と不思議な気分になった。男の人は、寝ることで俺の女だという意識がめばえるの?寝てなければまだ取り戻せると思ってんの?昔、「ずっと好きだった女の子と付き合えることになったけど、その子が処女じゃなくて、すっごい落ち込んで精神的に不安定になって病院に行ったりした」という話をまるで美談のように話してくれた男の子のことを思い出した。男の人ってなんだかロマンティストですよね。